爛漫

こないだ夜道を歩いていた
発光している赤いみのり
熱でうなされて見た夢は

東京の空 ピノキオの空

枕元で女神が抱き寄せてくれた
わかってたまるか、 わかってたまるか
わかってたまるか
涙が溢れる

お前は知るのか
季節の終わりに散る椿の美しさを
身体が火照るような赤、赤、赤い色
僕の、 僕の心の様

生まれてしまった そのせいで
ぼくには出来る お前を守る
珈琲にミルクが溶けてゆく
名前もない 快楽のため

自暴自棄よりも早く走るしか
明るい部屋はないんだよ

お前は知るのか
季節の終わりに散る椿の美しさを
身体が火照るような赤、赤、赤い色
僕の、 僕の心の様



Credits
Writer(s): Kaneko Ayano
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