好きが残った

ただの友だちでもそれでいいんだって
強がってみせた自分のために
胸に錆びついた虚しさも
当たり前に思えるように
まだそばにいれるように

夏の風に揺らされて踊るピアス
好きだって言ってたあの子と同じショート
なんで君は私じゃないの
ほら またそんな顔してる

少し癖のある笑った声も 涙脆い弱さも
私だけが知っていたはずなのに
叶わなかった 届かなかった
この恋の終わりには
身動きも取れないような
好きが残った

泣けないもどかしさを喉に詰まらせて
細いため息落ちてく夜
君の幸せ願うふりも
背中押して見送るところも
本当可愛くないよね

使い古した大丈夫は擦り切れそうで
遠くなる背中はもう戻らないから
冗談だって言えはしないよ
私 今どんな顔してる

このまま変わらない2人の距離を
報われない愛しさを
無意味と諦めてしまえたなら
知らなかった 見たくなかった
特別な優しさが彼女だけのものなんて
そこも好きだった

なにも気にせず側にいられた
あの頃の私と今も変わらずに笑えてますか
もう限界を何度も超えた
失恋の向こうにはやっぱり君がいたから

少し癖のある笑った声も 涙脆い弱さも
私だけが知っていたはずなのに
叶わなかった 届かなかった
この恋の終わりには
身動きも取れないような
好きが残った

好きが残った



Credits
Writer(s): Koichi Tsuru, Yuuka Ueno
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