無題

心に消えない無題を抱えて
朝陽に焦るよりは
いつか頷けたらいいのに
抗うことやめて
ほどけない罪の枷に疲れて
夕陽にうんざりするよりは
身を任せられたらいいのに
君と手を繋いだまま

遠退いてゆく僕らは灯
怖くはないよ君の側にいるから

分かち合えても代われないから
苦しむ君の心に何にもできず
でも離れられずで
黙って手を繋いだまま
過ぎ去った日々を
無理に思い出して
虚しく愛でるよりは
今を今より想おうと思う
君と手を繋いだまま

鎮まってゆく熱を感じてる
独りじゃないよ
僕が側にいるから

新しい故郷を探そう
それはひょっとしたら
暗闇の向こうなのかもしれないし
この感触なのかもしれない

握り返してごらん僕の人
そうだよ側にいるから
いつかまたどこかで会う日まで
今は手を繋いだまま

遠退いてゆく僕らは灯
怖くはないよ君の側にいるから
鎮まってゆく熱を感じてる
独りじゃないよ
僕が側にいるから(手を繋いだ)

僕が側にいるから



Credits
Writer(s): 長澤 知之
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