Nora

夕焼け小焼け 雨が上がるよ
夕食の匂い 通りに満ちてゆく
水たまりオレンジ トンボが通り過ぎる
あの子がやって来る足音がする

いつも一人ポプラにもたれ
星座をつないで 宇宙を見てるみたい

僕が鳥になって君を乗せたなら
赤い星のあるさそり座を巡ろう
背中でハシャいだ君は幾つもの
神々の悪戯な話するでしょう

肌寒い日は僕を膝にのせ
白いマフラーわけてくれたよね
近頃見かけないと淋しくなった頃
見知らぬ誰かと手をつないで来た

僕の知らない笑い声がする
幸せそうな君 今日の星は遠い
君と話すこと 肩を寄せること
夜に冷えた頬 包み込むこと
僕に出来たなら 其処にいれたかな
もっともっと仲良しで二人いれたよね

さよならさえ伝えられなくて
それでも僕は今日此処を出てゆくよ
また素敵な誰かに会えるかな
気紛れで自由な暮らし 僕は野良猫



Credits
Writer(s): Nana Azuki, Yuri Nakamura
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