愛言葉

出逢った頃とおんなじ様な
馬鹿みたく晴れた空だ
並んで歩いた緑道は
微かに夏の匂いがした

現実は無情にも
僕らに押し寄せてくるけど
こうしてさ いつまでも
二人で歩いていけるなら

君が好きだとかなんて
柄でもないし言えないから
代わりに鼻歌を唄って
空でも見上げているんだよ

「やけにご機嫌な感じね」
そう君が笑ってくれたのなら
見慣れたこの風景だって
愛しさが溢れ出すのさ

時にお互いの価値観や
未熟な気立てのせいで
心にもない言葉を言って
傷つけ合う日もあるけど

「君」と呼ぶ 温もりに
触れてみようとするだけでも
戸惑いや恐れなど
効力を無くしてしまうんだ

夏が終わるまでにきっと
あの頃みたいに海へいこう
砂浜にでも寝転んで
二人未来の話をしよう

子供は何人欲しいとか
年老いたらどこに住みたいとか
まだ気が早いかもなって
君と笑い合いたいのさ

悲しんだり 喜んだり
抱き合ったり 汚し合ったり
つまづいたり 転んだりもしながら
二人で探すのさ 僕らの合言葉

君が好きだとかなんて
柄でもないし言えないから
代わりに鼻歌を唄って
空でも見上げているんだよ

僕の隣に君がいて
その君の隣に僕がいる
そんな単純な日常が
愛の言葉の意味なのかな



Credits
Writer(s): I Don't Like Mondays.
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