Celsius

白に浮かぶ 泡沫の境界
憂う息の 随に沈んでた
幼い頃 覗いた万華鏡の中
もう僕しかいない

ずっと ずっと 溺れたままだ
きっと其処へは行けない

壊れぬように閉ざした世界で
「ねぇ、眩しいよ... 怖いよ」
ってさ叫んでる
この声が未来を唱えないように
僕を暗い深淵まで沈めてよ

(冷たい 冷たい零 の下)
心伏せて彷徨う
(冷たい 冷たい零 の下)
光が届かないように
もっと深くまで 舞い落ちてく
どこまでも

鼓膜に刺す 言の葉の切っ先
触れるたびに 何かを失くした
救えるなら 手を取って見せてよ
苦しくてもいいから

時が止まったままの世界で
「置いてかないで 行かないで」
と叫んでも
波の下 浮かんで 雲のように消える
春みたいね

孤独を抱いた 季節もまた
いつか散るとしたら
扉の正面 凍りついたこの身体は
また動いてくれるの?

この目の前に開いた世界は
彩のくすんだ この手には余るから
逃げようか 誰も知らない
その先まで

理想で満ちた 歪な人生も
胸の痛みが響く限り続くから
まだ僕が希望を歌えないとしても
どうか 君はただそこで待っていてよ

(眩しい 眩しい空の下)
惑う胸に惹かれて
(眩しい 眩しい空の下)
人型に均されて
ずっとこのまま
自分と生きていけるかな



Credits
Writer(s): Empire Sound Systems
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