燦然賛歌

斜陽に溶け行く溜息と
ほつれたままの赤い糸
やがて来る夜が僕らを隔ててく

諸行は無常と嘯けど
物悲しき茜色
この手伸ばせど(名前を呼べど)黄昏の君の
愛し面影は既に暗がりの中

さんざ焦がれ万難の果て近づけど
万般ただ 邯鄲の夢と知ってなお
宵闇の中陽は沈み果てど
この想いまで消せなどしない

灯せ
パッ(パッ)パッ(パッ)
夜を照らす光を(光を)
パッ(パッ)パッ(パッ)
燃える灯の輝きを(輝きを)
瞬く綺羅星を(月の明かりを)
君の心に(消えることのない)
希望の火を灯せ

そうさ
パッ(パッ)パッ(パッ)
春風を告げるように(告げるように)
パッ(パッ)パッ(パッ)
桜の花の咲くように
いざ歌え夜明けの歌を
眩く光れ 文明開化

ご覧、世界はこんなにも
煌めいているよ 眩く
一夜一夜踊りましょう
新しい時代を
ワン・トゥ・スリイで

手と手を繋ぎあって
心は混ざりあって
目と目を合わせたら動き出す
止まったはずの(時計は今)
音を立てて(奏でる)
夢現のその先を

そうさ、明けない夜などないだろう?
例え何度暗闇に閉ざされて
何度離れ離れにされようと
消えないこの想い(繋いだ祈り)
暗がりの浮世(人は変えられる)
希望の火を灯せ

そうさ
パッ(パッ)パッ(パッ)
まるで愛を告げるように(告げるように)
パッ(パッ)パッ(パッ)
桜の花の咲くように
色づく世界の真ん中で
出会う僕らの 文明開化

もう一度ここから始めよう
さぁ!



Credits
Writer(s): Karasuya Sabou
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