温もりの行方

ふたり追いかけていた
夢は色褪せてゆく
君の心今はどこを
向いているのだろう
ふりかえる足跡は
雪に埋もれて消える
君は君の僕は僕の
道を選んだだけ
君の温もりいつの間にか
僕の日常から退いて
音もなく降りしきる雪
空を見上げてた
離れる君の背中
僕の声は届かない
紡ぐ思いは冷たく落ちる
はるか遠くの君の道を信じていよう
明日ゆく君に幸せが降るように

空白 埋めるように
口ずさんだ音色は
味気なくて虚しくて
花のない花瓶のよう
暗く凍てついた夜の底
時の針は僕を残して
無常に刻み続けては
また夜が明けてく
かじかんだ指先
君の温もり探すよ
たとえ意味のない
ことなのだとしても

思い出を抱きしめた
とけないように強く
どこか期待している
君がここに帰ること
離れる君の背中
僕の声は届かない
白い世界に呑まれ儚く散る
同じ空の下
遠くから僕は願う
明日ゆく君に幸せが降るように



Credits
Writer(s): Ayako Naoi
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