見えない世界

少年は高く志した
自分は全て叶えられると
走るスピード考えず
前にひたすら駆け抜けて行った
でも少しずつ見えてくる世界には
見えないものが大きくある
想像を超えた現実は僕らを怯ませてゆく
こんな痛みを伴うとは思ってなかった
僕らが描く理想は例え小さくても
お手軽ですぐそばにあるものではないのだろう
すでに囚われ始めてた
せまく息苦しいカゴの中へ
きっと見えないもの 確かめるあまりに
現実を止めてしまってた
SOSから僕らは這い上がれるはずなんだ
きっと痛みを伴うのを怖がってる
頑丈で折れない心 手にしてゆく姿は
泥にまみれ美しいばかりじゃないものだ
想像を超えた現実に 掴めない理想の前に
空から降り出す雨に 強すぎる風のいたずらに
うつろう人間の心に 悲しみや憎しみの前に
愛をなくした現代に 愛を見いだす困難に
想像を超える現実は少年を大きくさせる
どんな痛みも共に連れて歩いてゆける
少年が描く理想は月のようにカタチを
変えてゆくけどずっと空にはあるのだから



Credits
Writer(s): Akihito Okano
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