マグネット

通り過ぎてく 真夏の風を
追いかけて転んで
追いつけずに泣きじゃくった
天井に映る あなたの影を
いつまでも溺れていたくて
記憶と共に擦り減らした

海沿いの道を 自転車で駆ける
透明になった鳥達と
とっくに飛ばなくなったグライダー
風に遊ばれて スカートが揺れる
目があって交わした冗談も
笑顔もぼやけて遠ざかった

形のない午後 僕を隠してる
近づく別れも ごまかしてって ぼやかしてって
曖昧なままでいる

さよならバイバイ どうやって言えば
君に全部 伝えられるかなって
考えている 今もずっと
明日になって 後悔したって
君の声も言葉もあの季節も
煙みたいになっても 探しているよ

季節は移り変わっていって
起きたら陽がまた沈んでいた
生温い風が通り過ぎて
マグネットも弱まっていった
ベッドにうずくまったような
真っ暗な温かさが
僕を優しく包んでまた
僕だけ取り残されてしまった

さよならバイバイ どうやって言えば
君に全部伝えられるかなって
考えている 今もずっと
明日になって 後悔したって
君の声も言葉もあの季節も
煙みたいになっても 探しているよ



Credits
Writer(s): The Sleepy Willows
Lyrics powered by www.musixmatch.com

Link