魔法

解けていった魔法なら 山ほどあるわ さようなら

熱を食うだけの電池 そんな風な 二人だわ
隣同士並んでも 反対側を見てる
シーツの間で 6歩先のドア 眺めてた

もしかしてノブが回って
新しいあなたが笑って
ちちんぷいなんて指をまわし
嘘も倦怠も弾けて
それで午前4時の空の
鈍色のオレンジみたいに
何かが始まる あの頃へ
戻してしまう 魔法をかける なんてね

春と夏の逃避行 秋と真冬の情事
純白の期待値は どこに行ってしまったかな
憂鬱の合間で 3歩先の未来 探してた

第1話が終わる頃に 世界は変わったと思って
最終回のエンドロール
くるくる回る 二人をイメージしてた

解けていった魔法なら 山ほどあるわ さようなら

もしかしてノブが回って 新しいあなたが笑って
ちちんぷいなんて指をまわし 私を変えてしまって
それで午前4時の空の 鈍色のオレンジみたいに
何かが始まる あの頃へ
戻してしまう 魔法をかける なんてね

解けていった魔法なら 山ほど溢れてるわ
解けなかった魔法なら 山ほど溢れてるわ



Credits
Writer(s): Keisuke Matsukawa, Lacco Tower
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