Lullaby

錆びた歯車を鳴らして
雨上がりの坂をのぼった
置き去りにしてしまった思い出が
優しく眠る場所へと
ここにあったはずなんだ
秘密の抜け道と暗号
ちゃんと覚えていた合言葉
重ねる術は無くて

どれほど想ったろうか 今でも仄かに浮かんで
愛しさを揺らす横顔

触れていたいよもっと 泣いていたいよもっと
でもいつか訪れるその日は 来たんだね
僕ももう行かなくちゃ 夕景のメロディが歌う
記憶の子守唄を歌う

小石を蹴って遊んだアスファルト
通り雨はしゃいだ軒下
世界で一番だった秘密基地
一番大事だった約束
埃まみれたメッセージ
素っ気ないフリの またいつか
言いそびれてしまった本当は
やり場も無くここに

知らない君のメッセージ
季節はどうに去ってしまって
愛しさを揺らす雨音

触れていたいよもっと 泣いていたいよもっと
斜陽に手を引かれ まぼろしは消えてゆく
僕ももう行かなくちゃ 夕景のメロディが歌う
記憶の子守唄を歌う いつまでも歌う

どれほど想ったろうか
奇跡は有り得たんだろうか
あの日僕がそこにいたなら

触れていたいよもっと 泣いていたいよもっと
でもいつか訪れるその日は 来たんだね
僕ももう行かなくちゃ 夕景のメロディが歌う
記憶の子守唄を歌う いつまでも歌う



Credits
Writer(s): Ivan Lins, Alvin Kumeh Chea
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