ストロベリー

午後を告げるぬるい風吹くキッチンの上で
今日こそ驚かせる支度を始めましょう
バターふたつ、卵みっつ、って正確に計るけど
あなたへの溢れそうな思いは
あれ?なんで?すくえないわ

初めてのレシピも慣れてるのに
らしくない、なんだか手が震えて

白い素肌の頬染める てっぺん飾るストロベリー
強気な私じゃ似合わないよ、似合わない
なんて不安もかき混ぜて 全部溶かしてしまえ
そしてひとつになったらあたためて、あたためて

ふと目についた壁にとまるカレンダー
ひとつ前のままで数字もとまってる
愛にしても料理にしても手間をかけた方がいい
それならばあなたのところへだって急がないわ

甘い匂いに満たされて なかぬ私も身を焦がす
待ってる時間がもどかしいよ、もどかしい
なんて焦りは窓開けて 全部逃してしまえ
そして星が見えたら祈るだけ、祈るだけ

教えてよ
あの日の言葉はヒントじゃないみたい
わからないよ
何が足りない?聞けない、でも召し上がれ

てっぺん飾るストロベリー
ちょっとひとくち食べてみた
思ったより酸っぱくて似合うかも、似合うかも

白い素肌の頬染める てっぺん飾るストロベリー
溢れた涙も隠し味、隠し味
なんて未来は窓開けて 全部逃してしまえ
次に星が見えたらそばにきて、そばにいて



Credits
Writer(s): ぐちやま たろう
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