さざ波は戻らない

そして君の背中は
雑踏に紛れ消えて行く
記憶の波に攫(さら)われ
愛はどこへ流される
あの日 僕らが出会った原宿で
サヨナラを言うとは思わなかった
この歩道橋の上から
いつも手を振ってたのに...
一度も振り向かないくらい
君は僕を忘れられるのか?
さざ波は戻ることなく
風に美しく煌めく
何も後悔がないんだね
心はどこまでも澄んでる
僕の方からは もう見えない君を
ずっと 探してた

やがて夕陽は沈み
思い出は暗闇の中
たった一つの願いは
流れ星になるのか?
誰のせいでもないってわかってる
やさしさに甘えてしまっただけさ
君を寂しくさせていた
僕が鈍感すぎた夏
私だったら大丈夫って
微笑みの中に一雫 涙が滲んでた瞳
今になってやっと気づいた
できるなら帰って来て欲しい
なんて勝手な愛なんだろう
打ち寄せる波は 楽しかった日々を
何も覚えてない

一度も振り向かないくらい
君は僕を忘れられるのか︖
さざ波は戻ることなく
風に美しく煌(きら)めく
何も後悔がないんだね
心はどこまでも澄んでる
僕の方からは もう見えない君を
ずっと 探してた
遠いさざ波よ



Credits
Writer(s): Yasushi Akimoto, Shintaro Ito
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