昊天 -koten-

昊天が沈む市街地で
灯は消えてく

全て惑う程に
君を縋る時が終わる前に
ひらり ひらり 枯れる戦場は
昏く かき消されて

手を伸ばせば 君の記憶さえも 書き換えられず
滲む君の姿 声でかき消してしまうの ねえ?
ぼくの儚ささえ気がつかずに
手段を持たず 時を止めて ほら願うから

背を向けて問う 未来の自分は?
誰かの手の中にあるのか
握りしめた 心情さえも
答えは Who am I?

まだ未だ [呉れる]
ただ [僕は見ているだけ]
[僕は祈る] これ以上
何も求めないで

背負い込んだ宿命 抗うからキツくなる
だけどココで譲んないよ 例え切り裂けても
ああ響く僕の声が "昊天に成る"
遠く遠く時を越えて また願うから

何回でも挫けてきて
ただ何回でも輪廻して
切り裂いて 切り裂いて 切り裂いた
また巡る

"泣き出した空には 無数の星が見えて"
"泣き出した空には 悲痛の叫び声が"
"泣き出した僕の芽は もうここで留まれない"
消して

産まれ変わる旅に 君を連れてゆくから
今は弱く脆い僕は 不安消せないけど
ああ、いつか嘘から覚め出逢うから
ここで君と堕ち合った後の記憶だけおって

僕ら貫いて行くから
何度も繰り返さずに
消し去って 消し去って 消し去って 今
誓おう



Credits
Writer(s): 星熊南巫, Empire Sound Systems
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