渋谷川

いつまでも 途切れずに続く人波
一人で泣ける場所もない
見上げれば道よりも狭い空には 窮屈そうな「月」

コンクリートの川の名前は
100 年前 の渋谷川
憩いとさみしさが同じ空気の都会の片隅

私の涙をその川に落とせば 東京湾に流れるかな?
二人がこんなに離れてしまっても
海はそこまで繋がっているんでしょう ・・あの日に Wo -

どこまでも どこまでも青い海を
あなたと二人見つめてた
あの頃はお互いの未来を語り そして今がその時

初めて「渋谷駅」に降りた日の
そこから送った写メールが
まさか海を越え あなたへの「サヨナラ」とは知らずに

二人の他には 風に揺れるウージと白い雲・・今は遠い夏
潮風に少し錆びた自転車
砂浜では押しながら歩いた日も ・・幻 Wo -

夕暮れの街は さみしさをまといながら なぜかわたしを招き入れた
もう少しここで頑張ってみるから
いつでも私を励ましてくれたあなたに ・・ありがとう Wo -
・・そして・・サヨナラ Wo -



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