Seishun no Rinkaku

Ah 腕を伸ばしたら届きそうな数センチでも
余所見した瞬間 遠くなってしまう
ペダルを強く踏み込んでも
追い越すことは出来ずに終わったんだ
Ah 眩しすぎて嫌いな日々だ

乾いた空気が 吹き抜ける校庭で
探してたんだよ 正しく生きる意味を

汗ばむ背中に スプリンクラーの水浴びて
大声で叫んだら 何か変わると信じていた

青春はどこへ 隠れてしまったのか
校庭の外は 矢印が無くて怖い
それでも掴んだ
ハンドルの向きは ただ真っ直ぐに
走り抜ける

Ah 腕を伸ばしたら届きそうな数センチでも
余所見した瞬間 遠くなってしまう
ペダルを強く踏み込んでも
追い越すことは出来ず終わりそうで
Ah ぼくの今を邪魔させるもんか
崩れかけの髪さえも美しいんだ

少しの勇気が 言葉に宿ったことで
忘れてたんだよ 不安に生きる日々を

これこそがアイロニー
誰かと自分比べない方が
楽かもしれないと
認めるなど有り得なかった

青春が何か 今でも分からないけど
確かな答えを 知りたくないとも思う
それでも探した
ハンドルの向きは
今日も真っ直ぐに 速度上げる

Ah 胸を焦がすほどに必死だった数センチでも
通り過ぎ だんだん過去になってしまう
ペダルを強く踏み込むのは
追い越したこと嬉しく思ったから
Ah ぼくの今を笑わせるもんか
この景色に言葉など要らないんだ

ブレーキをかけたのに
まだ走ってる気分で
それはきっと心が 熱に浮かされたんだろう

自転車を降りて
見えた空は雲ひとつ無い青だ
悲しいくらいに

Ah 腕を伸ばしても届かないよ数センチでも
最初から全然違うものだった
つまり青春を目指したはずが
自己満足の旅で終わりそうで
Ah だけど無駄になることはないさ
走り抜けた距離は確かにあるんだ ah, ah



Credits
Writer(s): tatsune, shibu
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