心の影絵

タワーマンションの街
いくつの窓に灯りが点いているだろう
きっと幸せってのは
こんな影絵みたいな幻だ

愛について考えても
答えは出ない
好きだと言ってくれた
あの夜を忘れられないけど

自分から追いかけるのはやめたんだ
君にその気がないなら
振り向かせてみたってしょうがない
いつの日にか君の方から
僕に会いに来いよ

緩いRを描く
エントランスのデザインが好きになれない
来訪者を拒否する
冷たさを感じてしまうんだ

それは僕の思い込み
情けないね
今もなぜだろう
付き合ってた頃が忘れられない

君から戻って来ることあるかな
ある日 あの微笑みで
久しぶりじゃないなんて言いながら
ごく自然に腕なんか組んで
散歩したりしてさ

一度別れた カップルって
大抵は元に戻らないけど
全くないわけじゃないし
少しは可能性もあるだろう

「本当は僕だってわかってるんだ
君をいつも送ったこの遊歩道
もう一緒に歩くことはないって
だから最後にここに来たんだ」

自分から追いかけるのはやめたんだ
君にその気がないなら
振り向かせてみたってしょうがない
いつの日にか君の方から
僕に会いに来いよ



Credits
Writer(s): 秋元 康, 今村 良太, Ysu
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