iARA

何時からかみんな知っていた
夢は醒めて砕け散りゆくこと
錆びた骸が ほら
足音立てて笑う

七重の門が開き
線と線に 歪みが現れる
闇に飛び込んで
そのドア 叩いたのは
何故?

朧げな血染めの月が
あどけない仕草を見せ
嘲りを手向けてくれた

死が 終焉りの庭で
踊っていた 泣いていた
悲しみは彼岸へ届くから

剣は投げ込まれた
幽霊火の背中に

赦されずに 赫赫と 望んだ
「わたし、救われないで!」
辺獄の窓の外
魔鐘が響いていた

唾棄すべきメモリが
奏でたサインで
眠る

降りた帳の下
命 擬えた
イアラ

融けた 夕立木立
滅ぼしたのはわたし?
寒さが 堪える森の
奥に 緋色を視る



Credits
Writer(s): Kaede Horikawa
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