Seiya

愛という傷にまた
美しき過去を抱く
朝靄の隙間から
滴る雨

ありふれた日常を
悔やむこと恐れたから
窓際の花を見て
あの人を思う

風が運んでいった
五月の雨の中で
夕暮れ過ぎの聖夜はまだ
君無き夢

抱えてた悲しさも
いつの日か終わりが来て
カナリアの鳴く頃に
また思うでしょう

風が運んでいった
五月の雨の中で
夕暮れ過ぎの聖夜はまだ
君無き夢

ゆっくり染まる
あの人の為
独りのまま

風が運んでいった
五月の雨の中で
夕暮れ過ぎの聖夜はまだ
君無き夢

風は曖昧なまま
私の思いを乗せて
夕暮れ過ぎの聖夜はまだ
君無き夢
君無き夢



Credits
Writer(s): 山中 拓也
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