Shinon

やることも無え
楽を望んで
俺の目の前は常に真っ黒の光景
そんな時に出会って
思わず捨てたのさ覚悟の童貞
君の良くない噂などもう聞きたくないよ
俺のものにすらもなれやしないのに
ずっと手離せず生きていた

君が側にいる間は楽園のよう
居なくなりゃ途端に逸れ者
丸め込もうとしても悪戦苦闘
二度と忘れられない忘れ物
愚かさも全てさらけ出して
君には嘘はつけなくて
三日と持たねえ坊主が
唯一長続きした片思い

ピリオドのように丸めた背中
いつもさすってくれたビート
誰の教えにも貸さずにいた耳も
隣で君が囁くたびに
いつの間にか揺れた心臓
顔も知らない君の声が今

隅に置いたオセロのように
この気持ちならば変わらないよ
逆に隣にいるはずなのにも
君の気持ちすら分からないよ
時に優しく時に激しく
君に合わせ首を縦に振ってる
君と離れろとある日
喧嘩になった
嫌いになりそうな時さえあった
独り占め出来ないのは分かるが
利用されるのは見たくはない

馬鹿なくらい現す愛
だから辛い
君のいない朝は暗い
側にいれるだけで
他の存在すらも
問題じゃなくなった

ピリオドのように丸めた背中
いつもさすってくれたビート
誰の教えにも
貸さずにいた耳も
隣で君が囁くたびに
いつの間にか揺れた心臓
顔も知らない君の声が今



Credits
Writer(s): S-na
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