KATAWARA

失わせた業を虚無に同化させず
心に成れるか消失を避け

共に居ると散った希望持て余すことなく
白き花よ今放たれた混沌で舞え

滅せず
神をも狂わす強者所以と怪を断つ
割れた空へ
乱れを正せるなら箍を外し共鳴を穿っ
調律せし音

どれほど美しかったか忘れない
反芻した邂逅
白色に彩られた時追って

詩よ咲き誇れ
干渉された鼓動傍らで泣いてよ
現界の道で
燦然と輝く銀の影揺らし
千夜越えたか

闇と悪為す亡霊に絡みつかれて
喰らいつく生に一寸の迷いもなく
しがみついた今生の分霊
憎めるはずないと知って

還ることのないその身体誰が為にと
固く契った目は何を望んでいたのか

絶して
自我をも語れずうつろう姿沈鬱と
地を這うように
蒼天を穿つ刃振りかざす光明を
理想郷描く

時の負荷に耐えられるって
それでも歩き続けるって
大きな愛で包み返してあげよう
いつの日か (日か)

その時を迎えたなら (時を, たなら)
相応しいと受け入れよう (しいと)

神をも狂わす強者所以と怪を断つ
割れた空へ
乱れを正せるなら箍を外し共鳴を穿っ
調律せし音

どれほど美しかったか忘れない
反芻した邂逅
白色に彩られた時追って

詩よ咲き誇れ
干渉された鼓動傍らで泣いてよ
現界の道で
燦然と輝く銀の影揺らし
千夜越えたか



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