キャッチボール

錆びたフェンスをよじ登って越えて
いつもといつも以外の境界線 ぼやかそうぜ
過ぎてく日々に道草食わして
あえて柄でもないことに手を出して
痛んだ腕 それでももう少し続けさせて

上手くもなけりゃ様にもならない
大きな動作に反比例して転がるボールが
黒くなるのに比例するように
鮮やかになってく風景を目の当たりにした

I know, you know だけじゃもうつまらなくなってきただろう
世間も友達も置き去りにしてもいいかも
過去など後だろう 縋りたい時だけ縋ればいい
遊ぼう 青さを褪せさせる事を知らない空の下で
暮れない陽を投げ合いながら

意味なきものだけ忌み嫌われる
大人の忙しなさの中でだって続けられるね
もう少し速く遠くまで行け
得られる物が無いこともなくて
見えないだけ というか見ようとしてもなかっただけ

I know, you know 以外の場所へと飛んでく未来を
掴もうとすると歩みも息も乱れるけど
右脳左脳どちらも固まりがちなお年頃
遊ぼう 広さを測る事すら難しい空の下で
痛快な音で話をしよう

I know, you know だけじゃもうつまらなくなってきただろう
世間も友達も置き去りにしてもいいかも
過去など後だろう 縋りたい時だけ縋ればいい
遊ぼう 青さを褪せさせる事を知らない空の下で
暮れない陽を投げ合いながら

錆びたフェンスをよじ登って越えて
いつもといつも以外の境界線 ぼやかそうぜ



Credits
Writer(s): 藤原 聡
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