ことみち

きみの好きなところなら いくつだって拳げられるんだよ
いっそ もうきらいになったって
言えたらいいのに

燃え尽きて残ったかけらを拾い上げ
大切に ポッケとにしまった

悲しくて 涙も出ないふたりは
まるで愛を語るように さよならと 優しく告げた

感情は
誰に教わるでもなく 持ち合わせるもの
なのに自分でさえ いつもうまく分類できない
穏やかで こわくて 強くて 鮮やかで
それをただ受け入れるだけ

特別だった時が終わっていくのを 静かに見届けたあとで
さよならと 優しく触れた
愛してた気配の中で



Credits
Writer(s): Maaya Sakamoto, Michiko Takada
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