冷たい夜の光

話のない客車を あてどもない素振りで
古い日の記憶が羽のように漂う

いつもと同じさ 僕を覆う世界は
何も語りはせずに 音もなく忍び寄る
浮かぶネオンサイン 窓辺の嘘
宇宙の底で息をめた

終わらない悲しみの音を 僕はたしかにいたよ
冷たい夜の光は優しい それだけで
気づかずに過ぎる街を誰が想うのだろう
冷たい夜の光に照らされて

コーヒーの染み跡が残る便箋の上には
言いそびれた言葉が 放り出されたまま
いつもと同じかい 君の暮らす日々は
眠りにつくまえには 優しい口付を

冬の幻は遥か春か忘れてしまった遠い日の歌
とめどないけさが 空に鳴り響いたよ
冷たい夜に心奪われて れていた
錆びついたこの想いをそっと誘ってくれよ
冷たい夜の光よ このまま

終わらない青春の歌を一人口ずさんでは
冷たい夜の光に歌ってどこまでも
見知らない土地の風はいつかの香りがしたよ



Credits
Writer(s): Lamp
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