Point of No Return

夏草が流れてく
イタズラにちぎられ、捨てられて
朝を待つ
波に身をまかせ
戻れない場所を思ってる

「向き合うことがこわいなら
そっと隣りにいてもいい?」
そんなキミの言葉に甘えすぎて
握った手をほどいていた

夏草が流れてく
蒼いまま飛ばされ、吸い込まれ
朝焼けに
朱く染められて
戻れない場所を思ってる

「すれ違いも争いも
いつかは美しい思い出さ」
ずっとあんなに笑い合ったのに
それも痛みに変わっていく

何もかも思い出と
カンタンに呼べたらいいけど
振り向けば
胸が疼きだし
僕はまた道に迷ってる

(きっと永遠なんて言葉は
勝手気ままに描きなぐった)
未来を語るためにあるんじゃないね
(通り過ぎてしまった過去たち
もう戻れない瞬間に)
ひそかに感じてたもの

幼くてイラついた
あの頃の自分を責めても
戻れない分かっているのに
まだキミを思い浮かべて

夏草が流れてく
じゃれ合っているように絡んで
気がつけば
遠く引き裂かれ
終わらない旅をつづける

戻れない場所を思ってる



Credits
Writer(s): Tetsuro Aso, Kazunori Fujimoto
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