拘束

いつか感じた偏見と誤解の輪(ループ)
気付いた時には取り返しがつかなくなって
大丈夫、耐えて行けるそう思う度
生まれた事さえ恨めしくて
動けなくなって初めて解る社会(いま)は
泥だらけの既(けな)し合いで
錆び付いた鎖果てのない悲しみを繋げる様に縛り付けた
冷たい雨が濡らす体が覚えてる真実に涙一粒落とし
『僕らなりの生き方だ』と呟いた声が虚しくて

grow and dead 聞こえた賞賛は欺驕(ひまん)の夢(フープ)
埋(うず)めた鈍色(にびいろ)あとどれだけ眠れば終わる
「最初から、解ってたよ」だとか
言えたなら僕らは楽になれる?

描けなくなって遠く霞む世界も
エゴイストの騙し合いで
散らばる破片は胸の中輝いて離さないように傷を付けた
消せない過去に1人立ち尽くした僕の体ごと黒い影包むなら
振り払う度壊れてく心を刃(やいば)に変えてゆく

錆び付いた鎖救えない悲しみも逃がさない様に縛り付けて
冷たい雨が濡らす身体が覚えてる真実に涙一粒落とし
『ぼくらだけは、忘れないと』抱きしめて眠りにつきたい



Credits
Writer(s): Minato
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