Ringo ame

夜が朝に平伏す時のその色に
重ねた14ミリの青い煙

季節はずれ 林檎飴を
欲しがるような 子供を見る目
冷めた目が好きでした

振り向かせるためにしたこと
費やした時間などに比べれば
鳴らない電話 待ちぼうけ
辛くはないのでしょうけど

欲を言えば 少しの優しさいらない
分かれる時のそれに次を期待

浮いて沈む 私だけが
居なくなれば その先にも
後にも 残らない

この部屋には 思い出にさえ
慣れないものが溢れてるから
寂しいけれど離れます
寂しさを越える愛しさ
怖かった

少し寒くなってきたから
林檎飴が欲しくなっただけ
後づけでいいから理由
涙の理由

この部屋には 思い出にさえ
慣れないものが溢れてるから
寂しいけれど離れます
寂しさを越える愛しさ
愛しさ越えられぬ あなた



Credits
Writer(s): Mao Yamaguchi (pka Mao), Shinji Nihomiya (pka Shindi)
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