水に映る月

肩寄せ合って 歩くだけで
人は恋だと 信じるから
出来るだけ 寄り添った
迷いそうな瞳 伏せて
終わった人に 気持ち残し
同じ思いの 君に出逢い
何もかも消したいと 慰め求める
折れる程激しく 抱き締め合う先に
遠く掴めず 諦めた幻
水に映った月 代わりになれない心を
二人 掬(すく)いながら 僕らは身を切ってる
愛なら ここにもない
あの人の前 微笑(わら)いながら
恋人同志 演じながら
「良かった」の呟きの 響きに冷えてく
傷ついて縋った 重ねる手のひらの
爪の食い込む 痛さとすり替えて
水に歪んだ月 空には真実(ほんとう)の光が
僕ら 似た狡さと 弱さを憎んでいる
愛なら どこかにある
届かない夢さえ 捨てぬ罪深さに
堕ちてゆく程 この腕に幻
水に凍てつく月 いつかの真実(ほんとう)の光を
二人 辿りながら 僕らは漂ってる
愛なら どこかにある



Credits
Writer(s): 浅倉 大介, 井上 秋緒, 浅倉 大介, 井上 秋緒
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