二色の奏で

人が死んだ 殺された そんなニュ-スを
味のしない ご飯を詰めながら
生と死が同じ時間
マフィアのように手を組んでいる
この日生きてる人と 死でしまった人と
何がちがうかって... わからない
それが運命かって... わりきれやしない
手元の現実が鳴る
友人の笑い声
耳が痛むより胸が痛む
そんなこんなでも 遊びにふける午後
ここは別世界ではないのに
一步 町へ飛び出せば 忘れてる
樂しいことばかりに 忘れてる
時がどこへ 向かう旅路か
ことの短さを知らないで
哀しみに濡れた地図を蹴って
目もくれずに行く 十代は
うすっぺらな 心 どこまでも
意味のない集まり
雜談に身をまかせ
ためる言葉もなく
喋り疲れて
おかえりの無い時間に
机に向かえば言いようのない
罪悪と静寂に つぶされる
世に生まれたことに 悩むのならば
生まれてこれたことに 懸命に生きて
いつか"人生"と太筆で書いても
恥じることのない
道を 道を
製作:ASKA CHEN
製作:ASKA CHEN



Credits
Writer(s): Anri Kumaki
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