邪魅の抱擁

思う 燻べる 黒は
恣に 蹂み 躙ると
もう 穢れた 白に
身罷る 此の 皇 譬う 金翅雀

黒とも 白とも
交えぬ 魂 燃え上がり 灰と狎れる

巓に遊ぶ守りは 魁を無くし絶える (手そぶも 馘した)
邪魅の子らは 生えて 企み (蛇 顕 尾得て 企み)
戯える

流浪の 骸は
志半ば 文 滲むと
様 崩れた 城に
見紛う 此の 絖 今や虎子

玄人も 素人も
交えぬ 魄 燼滅は 魔魅を 殖ふ

巓に遊ぶ守りは 魁を無くし絶える (手そぶも 馘した)
邪魅の子らは 生えて 貶み (蛇 顕 尾得て 貶み)
翳む兄
仙に余まる者は 径を創り 軈て (僊るも 御厨)
邪道越えて 抱いて 羽包くみ (戯れて 抱いて 育み)
悶える

縷 纏えど 精神は 錦と
麗しさに 目が眩らむ 悪し物

巓に遊ぶ守りは 魁を無くし絶える (手そぶも 馘した)
邪魅の子らは 生えて 貶み (蛇 顕 尾得て 貶み)
翳む兄
仙に余まる者は 径を創り 軈て (僊るも 御厨)
邪道越えて 抱いて 羽包くみ (戯れて 抱いて 育み)
悶える



Credits
Writer(s): 瞬火
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