Simple

行き先も知らないあの雲の様に
流れていくよ心は
悪戯(いたずら)な日々の風をただ 今は一人受けとめる

言いかけたあの日の言葉が ぽつりと落ちて
愛しさがふっと 落ち葉の上 君の影を映した

冬へと向かうこの道は
後悔を散りばめ 金色に光るよ
君の指先にさえ
届かない想いをこの腕で 暖めてあげよう

果てなく移ろってく時間(とき)の中で
シンプルなものを一つ
胸に抱きしめ歩いていく 迷いながら揺れながら

複雑に考え過ぎては 見えなくなって
探してたものは いつも側で 君がくれた優しさ

懐かしい声も笑顔も
その全てが今は 温もりに変わるよ
幾つもの場面が
流れてく記憶のパノラマに 痛みすら連れて

言いかけたあの日の言葉が ぽつりと落ちて
愛しさがふっと 落ち葉の上 君の影を映した

小さな花の哀しみも
この空が忘れず 吸い込んでくれるよ
その蒼(あお)に負けない
花びらの鮮やかさ残して

冬へと向かうこの道は
後悔を散りばめ 金色に光るよ
君の指先にさえ
届かない想いをこの腕で 暖めてあげよう



Credits
Writer(s): Hideyuki Obata
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