Onaji Ame

遅くに降り出した雨が 規則的に窓を叩いて
眠れぬ夜に僕を邪魔する
途中まで上手く行ってた ゲームは先に進まなくて
それを続ける気分でもない

傷はもう痛まないよ 割と普通に暮らしてるよ
ただ今夜は雨が少しうるさいだけ...

月日が過ぎても部屋には 時々甘い匂いがして
何処かに染み付いたまま取れない

君はもう眠ってるの 同じ雨の音聞いてるの
景色の違う遠い街は 夜空に星が見えてるの

世界の誰よりも僕が君を知ってるよ
朝が来るまでにこの雨は止んでしまうよ 音が消えないよ...

夜明けの近付いてる街は 人々が準備を始めて
想いは今日現実を越えない

汽車はもう走ってるよ 部屋が少しだけ揺れているよ
交わらないレールの先はまだ君へと続いてるの

世界の誰よりも僕が君を知ってるよ
朝の光はまだこの部屋に届かないよ 君が消えないよ...

世界の何処にも君の代わりなんてないよ
心に降る雨君を求めて止まないよ
世界の誰にも君を奪われたくないよ
朝が来ても僕はまだここを動けないよ 何も消えないよ...



Credits
Writer(s): Yuuta Saitou
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