Hanabira (Petal)

花びらが落ちて 季節が過ぎて
行く宛てもないまま 旅に出たよ
途中下車のホーム 錆びたベンチ
重い身体 深く腰を下ろす

午後の光が 眩しくて
見上げた空に 溜め息一つ

人生という名の長いレール
ゴールなんて何処にあるのだろう
立ち止まる事がとても恐くて
いつも走り続けてきたけれど

黄昏色に 染まる雲
世界はゆっくり 動いてるんだな

ああ 僕等 ただ通り過ぎてた
夢中な 時には気付かない ものがある

夕闇に包まれ 電車を見送る
ゆっくりでもいい 歩いて行こう
自分の旅路を

ああ 僕等 遠回りしたって
時には 立ち止まればいいさ

こんなにも 世界を感じてる
新しい季節が すぐそこに来ていた



Credits
Writer(s): Iyori Shimizu
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