灰色の羽根

いつか君を救い出す
呪文のように繰り返した
哀れんだ目をしてんだ
気にしない
少年は窓を見て笑う
重ねて出会えない自分に
すれ違う壁の向こうに祈った

少女は水をくみながら
揺れる自分を見てた
哀れんだ目をしてる
気にしない
今日からも同じ目で生きる
積み上げた灰色の小石を
すれ違う壁の向こうに放った

ああ 空だけは
続く どこまでも
ああ 鳥のような
羽根があったなら
ああ この壁を越えて
君のもとへ
ああ そのままふたりで
遠い海へ
ああ そんな夢を
見てたんだ 僕ら

その夜 ひとりの少年が
壁を乗り越えようとした
出会えない
もうひとりの自分と
今日からも同じ目で生きぬく
少年は窓もない部屋で
今日からもただ祈り続ける



Credits
Writer(s): Jun Maeda
Lyrics powered by www.musixmatch.com

Link