冬の微粒子

子供の頃ならきっと 走り出しているでしょう
眼ってる閒に 積もった雪に戶惑ってる

車云ぶ事が怖いのは 痛みを知ってるから
臆病な足許 自分でもおかしくて

凍りつきそうな 冬の時計が
指を暖め 時を刻んでゆくの

初めてのさよならが 目の前の雪を見る
すべてを包みこむ その白さの中で
初めての淋しさが 少しだけ雪を踏む
思い出の微粒子 今 吐き出しながら...

あの時は無せ任に アルバイトも休んだ
悲しみが理由に ならないと知っていて

コ一トに包んだ 自分の中の
さと弱さ そっと比べてみるの

初めてのさよならが 眩しげに雪を見る
固く透き通ってる この日射しの中で
初めての淋しさが 危なげに雪を踏む
引き締まる氣持ちを ただ 感じていたい

初めてのさよならが 目の前の雪を見る
すべてを包み む その白さの中で
初めての淋しさが 少しだけ雪を踏む
思い出の微粒子 今 吐き出しながら...



Credits
Writer(s): Mioko Yamaguchi, Ayuko Ishikawa
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