シアン

いつから見失い いつまで続くだろう
ただ繰り返した 愚かな戯言
知らぬ間に亡くした 揺るがないはずの夢
もう引き返せぬ 時代に捨てられた犬

ふわりふわり夜を数えた そこに意味を求めながら

生きて逝くことの虚しさに 自分を切り刻んだ
未来も現実もわからないまま 季節は流れた

いつかの夢を見た 眩しく笑っていた
もう無垢なあの日のように笑えない
ふいに通り抜けた 枯葉混じりの冷気
残された時間の短さに気付いた

ふわりふわり落ちる粉雪 僕に何ができるのか

そして出会う君の眩しさに 曇る空 陽が射した
焦がれるほど遠く離れていくのはなぜ?

君に出会えた、ただそれだけで 生きてみたく思えた

冷酷なほど 変わらない距離
ガラスの裏の恋
曇りだす空 霞みゆく君
また始まる 意味の無い 歪んだ日々が...



Credits
Writer(s): Ruka Ruka
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