Ikinokori●Bokura

雨雲の灯りで瞳をつないで
ようやく辿り着いた ここは大きな日本家屋
長いトンネルを抜けるまで 怖かったよね
ほっとして 座り込んだ

ひどく汚れた 足の裏
怪我してるのか 少し痛いけど
どれが僕の血なのか わからないね

大きな山の頂で 貴重な生命
身を寄せ合って あたたかな 温度を抱きしめながら
大きな山の麓には 死者の国
僕らを見上げては 光の玉届けて

ボストンバッグには 3日分の服とあの子の写真
今頃どこかで 泣いてるかもね それとも 笑ってるかもね

新しい亡骸を 峡谷へ落とす
鳥たちがすかさず啄んで 空高く 運んでく
毎日の風景 ずっとつづくね
慣れなきゃ、慣れなきゃ

いきのこりぼくら
いきのこりぼくら
いきのこりぼくら
いきのこりぼくら

いきのこりぼくら



Credits
Writer(s): 青葉 市子
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