石神井川であいましょう

石神井川であいましょう
さくら 花びら ひらりひらり
頬ずり すりすり 猫の路

不思議だけど偶然に
はじめてあの坂を下りた時
ここで暮らそうと決めました

そして小さな家を借りた
ガランとさみしい閑かな部屋
流していたのはニーナシモン

天気なのに退屈してる
みんな忙しそう 知らないけど
郵便局は5時までだっけ

新聞配達はやいね 今夜は
月は昇った どんな時も
長い尻尾と2人の上で

ホコリのように 日々がつもり
靴が増えて歌も増えて
だけど少しずつ手放してく

時が過ぎて いつかいつかは
ここを離れる日が来るでしょう
覚えているかしら 今日のこと

約束しよう なにがあっても
さまよいながら ここに来るわ
猫になってもここに来るわ

日が暮れる
日が暮れる
言いたいことがあるのです

坂を下りていく
坂を下りていく
言いたいことがあるのです

石神井川であいましょう
さくら 花びら ひらりひらり
頬ずり すりすり 猫の路
頬ずり すりすり 猫の路



Credits
Writer(s): Uri Nakayama
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