とても何気ない言葉

二人の暮らしは
どうデフォルメしても
劇的ではないけど
テーブルを挟んで
向かい合えることが
僕は嬉しいんだ
互い違いのエスカレーターで
かすれるくらいの出会い達
だけど目を見てすぐ感じ合うものが
あった出会いはただ一人
君のいつもの愚痴が恋しいよ
陽当りの悪い部屋だから困るわ
洗濯モノが大変なのよ
昨日の続きや明日の過去だと
思うとあっけない今日さ
廃人のように寝て
それでも君の声を思ってるんだ
陰りとうに姿を失くした日常
別に品のない話題でもいいのさ
君の溜め息さえ愛せるもの
独り君の今日を考えてる
君の明日を祈ってる
陽当りの悪い部屋だから困るわ
洗濯モノが大変なのよ
とても何気ない言葉が欲しいのさ
君の溜め息さえ愛せるもの」
起床の時間だ夜になれ
消灯の時間だ朝になれ



Credits
Writer(s): 長澤 知之
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