Natsu No Hi No Drama

冷えた小部屋に渇いた心を寄せて
別れ話や涙は今日も止(や)めにしようか
付き合い始めから幾度となく夜を越え
この頃は何を乞(こ)うでしょう?

夢にやぶれた男と女と言われ
気にも掛けない素振りは今日で止めにしようか
二人の窓辺には旅立ちの朝は来ない
振り向けば夕闇の世界

ためらいがちな本音をプライドだけが邪魔する
惚れてたはずの仕草も
今はただナマイキな癖にしか見えない

濡れた小指と小指絡(から)め波に戯れた
青い空の果てにある夏の日のドラマよ

瞬(またた)くよりも早く愛は逃げてゆく
君へのプレゼントまた今宵も渡せない

月の優しい笑顔が涙を誘う
やり直すならあの日のように君を抱こうか
つれない素振りさえ眩(まぶ)し過ぎた恋の夏
帰らない幻の世界

疑う理由(わけ)もないのに全てが嘘に聞こえる
素直になればいいのに
大好きな女性(ひと)だけを独り占めしていたい

甘くせつない歌の中で君と生きていた
二度と来ない見つめ合う青春のリズムよ

思い出だけを残し時間(とき)は過ぎてゆく
誰より愛しくてその涙を忘れない

濡れた小指と小指絡め波に戯れた
青い空の果てにある夏の日のドラマよ

瞬くよりも早く愛は逃げてゆく
君へのプレゼントまた今宵も渡せない



Credits
Writer(s): Keisuke Kuwata
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