オオカミ少女

焼けつく匂いがした
伝う雫見とれて

近づく
気の迷い? 構わない
果てまで堕ちてみたい
こっち来て
チラ チラ 見え隠れ
ユラ ユラ 揺れる影
たとえその瞳の中
私が居なくても
痛い程に愛して
一晩の夢物語
それでもいい
優しさはイラナイわ
赤い月照らされて
今宵咲き乱れて魅せましょう
冷たい頬に口づけを

凍える心溶かして
ひび割れた隙間から
入りたい
火遊びも厭わない
もっと深く奥まで
連れて行って
ジリ ジリ 焦がす音
チク タク 迫る刻
わかってたはずなのに
悲しいのはどうして?
この世が終わる日まで
そばに居られたらなんてね
バカみたい
帰り道も忘れたわ
赤い月照らされて
火照る身体惑わされただけよ
サヨナラよりも口づけを

蜃気楼に隠れた
秘密のコトバは
誰にも知られること無く
この胸の中に
そうよオオカミ少女
少しも寂しくなんかないわ
朝を迎える前にもう一度
痛い程に愛して
一晩の夢物語
それでもいい
優しさはイラナイわ
赤い月照らされて
今宵咲き乱れて魅せましょう
最後の夜に口づけを



Credits
Writer(s): Yoshinori Abe (pka Toku), Mai Mizuhashi (pka Maria)
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