おきぬ

「何の因果か 男の意地で
賭けた命の裏・表
裏に回った男の付けが
女の肩に降りかかる」

浅間三すじの 煙りの帯は
義理じゃ解けない 結べない
斬った張ったの 男に惚れて
生きた月日の 語り草
生々流転 おきぬと申します

「子連れ浮き草 根なし草
明日に渡れりゃ もっけもの
ひだり立てひざ 頬杖ついて
男まさりの 茶わん酒」

何の不足も ない人なんて
どこの世界に いるもんか
愚痴は言うまい 苦界の水に
いのち沈めた あの日から
生々流転 おきぬと申します

恨み七分に 愛しさ三分
その名 沓掛 時次郎
切って捨てたい 情けの糸が
またも乳房に 絡みつく
生々流転 おきぬと申します



Credits
Writer(s): 水森 英夫, 志賀 大介, 水森 英夫, 志賀 大介
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