街の底

くそ湿った駅前の風
赤く錆びてから黒くなった
今日も咲き継いだブルースの花
散り損なったブルースの仇
泣きたい瞬間に涙は出るか?
冗談めかして口笛吹いて
追ってくる影を道路裏で巻く
逃げ切れるつもりで走り出して
朝 昼 夜 そして朝
何度も入れ替わる絶望と希望
音もなく去りゆく日々
黄昏の花と夢

街の底 人間達
彷徨ってる
街の底 人間達
生きている

泣きながら生まれてきた俺達
意味もなき故の価値に輝いて
駅も分からずただ歩き出した
駅も分からずただ喋り出した
いつしかその涙は否定され
それからその泣き声も奪われた
意味なき故の価値を見失い
価値なき故の意味なき命か
朝 昼 夜 そして朝
絶え間なく響く足音と声
闘いは続いている
闘いは続いてゆく

街の底 人間達
彷徨ってる
街の底 人間達
生きている



Credits
Writer(s): 吉野 寿, Eastern Youth
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