Phantom Pain

折れた刃の様に 痩せ細る月が
君の肩越し 深く胸に刺さった
どうしたら 誰も泣かずに
君を奪い去れる
瞳の奥で 揺れる波紋が
ゆらりと伝えてく
惑いまで
見つけて 手にした ただ一つを
愛じゃないものに 壊してしまった
確かめ 切れずに まだ焦がれる
痛みのありかを 今も捜せない
酸性の雨 緩く溶かしてく
傷付く事に 既に慣れた世界を
知ってても 明日は無くても
僕ら ただ濡れてた
時間毎に 止まる噴水
そこだけ 永遠が
あるような
抱えた 守れる 物を総て
恋に触れた時 失くしてしまった
窓越し 遠くで 曇った夢
僕らは二人で 何を視ている?
踊る風 無邪気なままで
微笑みながら 追い掛けてる
季節の過ぎる 目映さに酔って
見知らぬ森に 迷い込んでゆく
惑うまま
見つけて 手にした 唯一つは
愛には成れずに きっと最後まで
抱えた 守れる 物を総て
恋に触れた時 失くしてしまった
確かめ 切れずに まだ焦がれる
痛みの在処を 今も捜せない



Credits
Writer(s): Daisuke Asakura, Keiko Inoue (pka Inoue Akio)
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