Tsuioku

風の匂い ほおずき 蝉しぐれ
私を一人残したままで
揺れる陽炎 あの夏の空へ
君は消えてしまったの

いつか二人は恋の始まりもわからないまま
抑えきれない思いをぶつけたね
ずっと優しいその笑顔の隣にいたの
でも今はもう君はここにいなくて

壊れそうなほど強く
抱きしめてくれた記憶
手繰り寄せた 糸は頼りなくて
夏の太陽 輝く この場所から
動けないまま 君を思い出していたんだ

寄せては返す 波を見つめては
もう行かなきゃと一人つぶやいて
砂浜を歩き出してみるけど
悲しみ追い越してしまう

いつか初めて君の温もりを感じた夜に
守るべきものを 見つけた気がしたの
くだらないことで喧嘩もたくさんしたね
笑ってた 泣いていた 素顔のままで

儚くこぼれて消える
忘れたくはない記憶
何度だって心に溢れてくる
夏の太陽が 沈む この場所から
どれだけ行けば 君に辿り着けるのですか

見上げた空は今も あの日のままで

壊れそうなほど強く
抱きしめてくれた記憶
手繰り寄せた 糸は頼りなくて
夏の太陽 輝く この場所から
君を思うよ いつかまた会えると信じて

きっとまた会えると信じて



Credits
Writer(s): Ms Ooja, Miki Fujisue
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