7.2

段々近づくいつものバー
入って左端のカウンター
座った途端に空気変わった
酔いも醒めるような 鮮やかなダリア

色褪せた壁 回るシーリングファン
まるで荒野に咲いた花のような
綺麗な君とはアンバランスだ

赤く染めた頬 濡らす涙
ここじゃ野暮な詮索は無しだ
とりあえず一杯奢ろうか
神の思し召しとやらに乾杯だ

I don't mind, If you feel sad
君の涙はまさにエルドラド
一瞬で一周できる程小さな世界へようこそ

戻りたい 戻れない 枯れそうな心
夏の夜を彩る エルドラド 誘った影が

反らす視線とは裏腹
汗ばんでく手の中(believe yourself, don't be afraid)
触れた指先が熱を増し
歯止めは泡沫消えてく(don't look back, go your way)

理性は侵食され尽くし
覚醒する本能(believe yourself, don't be afraid)
何度も交わる視線と小さく交わす言葉が
上げる心拍数止まらない 戻れない

AとBの選択肢の間で行ったり来たりした
答えはお互いの出方次第で
本能が煩悩求めた
リビドーに基づいた行動に意味が生まれた
下手な火遊びかもしれないが
いわば死も恐れぬユートピア

この熱帯夜以来 燃え上がって冷めない熱が続く
オレンジの満月 見る度 蘇るこの瞬間
Versace クリスタルノワールの香り

罪な夜ほど思い出に変わる
暗い夜に日はくれぬ そうだろ
一瞬で一蹴出来る程小さな世界へようこそ

戻りたい 戻れない 髪の香り 触れた指
悩ましげな瞳さえ
一夜のリビドー? もう戻れない?

唇淡く紅く色づき 愛しい痛み消えない(believe yourself, don't be afraid)
もう一度貴方を あの日を 願うのは穢らわしいこと?(Don't look back, go your way)
思い出せば全て支配され何もかも美しく(Believe yourself, don't be afraid)
いつかまた傷を宥め合い 偽りでも触れていたい
体中に残された記憶消える前に

瞳を閉じ 噎せ返る 淡い残像
すべて焼き付き 離れそうもない

反らす視線とは裏腹
汗ばんでく手の中(believe yourself, don't be afraid)
触れた指先が熱を増し
歯止めは泡沫消えてく(don't look back, go your way)

理性は侵食され尽くし
覚醒する本能(believe yourself, don't be afraid)
何度も交わる視線と小さく交わす言葉が
上げる心拍数止まらない 戻れない



Credits
Writer(s): Erika Masaki, Yusuke Kato
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