Strength.

乾いた唇凍てつく太陽に
晒されて
溢れる涙が滴る眩しさで
僕をなぞるから

足りない箇所をただ埋め合う様に
君を求めていた
触れ合う指に伝わる切なさだけを
掻き集めて

鼓動の奥に翳す願いを
宿命と言うなら
残された記憶と失くした君の面影が
今も置き去りのまま

微かな吐息と震える眼差しに
揺らめいて
擦れる魂を瞳を射る煌めきが
二人を包んで

出逢わなければ傷付け合う事さえも
なかったのかな?
もがれた羽の痛みに寄り添いながら
そっと睡ろう

戻れないから還れないから
命を嗄して
遠ざかるあの日と失くすばかりのこの腕が
君の温もりに焦がれて

誰もが違う寂しさ持ちよって
明日を欲しがるけど
君が目指した汚れなきその強さで
僕を壊して

声に出来ずに絶えた祈りを
宿命と銘付けて
残された記憶と失くした君の面影が
餓えたこの胸に
今も置き去りのまま



Credits
Writer(s): Takanori Nishikawa, Toshiyuki Kishi
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