Sakuranoamemoeginoyo

またね と差し出す君の手を
ウソだと知ってて握りかえす
季節ごとに色を変える 桜の木の下で別れた
信じてると言った言葉が
何より信じられなくなった
移ろうのは人の心
季節のせいなんかじゃなくて

サクライロの雨
この視界ごと濡らして
何もかもかき消して 終わらせて
強がる背中に羽を見た 今は昔
痛みだけ甦る
攫さらわれて深く 永遠に続く川へ
木の葉のよう 手足さえ揺らめいて
何処へ行くのだろう?
天地の感覚も失ったこの三叉路をいつか見た気がして
立ち尽くした

「オヤスミ」って閉じたやりとりも
律儀な君のせいでもう一通
優しい日々は脆
もろ
すぎて
花びらのように風に舞うよ
新しい靴を今日買ったよ。と 瞳を輝かせ笑う君に
何故か胸騒ぎ覚えた
あの日に戻れたら良いのに

モエギイロの夜
少しずつ熱を帯びた
宵闇は感覚を狂わせて
聞こえないふりで眠りにつけば
幸せの呪文がまた甦る
願ってた 強く
これが夢だと言うのなら
覚めないで このままで終わらせて
命と言う名を誰かがつけた時計の秒針が
カタリと音をたて 叫んでいた

君の後ろ姿さえ 明日への希望に思えた日を
幻にしないように 瞼へと刻んだサヨナラ

サクライロの雨
この涙 塗りつぶして
もう二度と昨日など見ないよう
強がる背中が空を見てたのは確か
あの日々は輝いて


が落ちた今も萌葱の風は吹くから
潤ませた追憶を羽ばたかせ
誠実と夢を心のつぼみと抱いて
立ち上がり見上げた三叉路で
雲が切れた



Credits
Writer(s): Shinya Saito, Kotoko
Lyrics powered by www.musixmatch.com

Link