Rainy

嫌われ者の雨の匂いや 無邪気な子どもの笑い声
君のいない部屋 忙しい毎日
ふと世界で独りきりな 気がしたんだ
片方の壊れたイヤフォン 渇いた歌が胸を焦がす
移り変わる季節は 僕を嘲笑っているようで
望んだはずの道 歩く度に 何か足りないような気がして
君の姿を探してしまう
突然に降り出した雨が サヨナラの粒と重なるんだ
強がって離れた 君の愛情に また触れたくて
記憶の中 潜り込むんだ
君が好きだったミルクティー 湯気が楽しそうに踊る
吐いた息からそっと 白い雲が溶けて消えた
今頃 あの笑顔は誰に向けてるんだろう
いつの間にか僕は恋しくなって 君の名前を 呼んでた
静かに響く雨の音が 思い出の花を抱きしめたよ
滲んでいく世界と 時間で誤魔化し
これからも歩くけど
二つに枝分かれた道は もう二度と交わることはないだろう
だから今日だけは 君を想うこと 許して
だって自分に嘘がつけないんだ
やがて雨は止み 陽は昇る
さよなら またね



Credits
Writer(s): Akimasa Narukawa (pka Narukaze), Takao Sakuma (pka Takao)
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